双極性障害Ⅱ型ハナが世界一周を目指す

皆さんおはようこんにちはこんばんは。現在双極性障害Ⅱ型の療養中ハナです。夢である世界一周をするために皆さんと作っていく闘病日記&夢を叶える日記です。

躁状態で考えなしに動くのがよくない理由

今、家族以外の誰とも連絡を取っていない。というのも、うつ状態になってから何か連絡が来るのが怖くて、Twitter以外のアプリの通知を切ってしまった。何度も友達から電話がかかってくるも、電話をとれず。だいぶ心配をかけているだろう、本当に迷惑をかけてごめんなさいという気持ちでいつもいっぱいになる。私の場合、鬱期になると誰とも連絡を取らなくなる。取れなくなるといったほうが正しいか。同じような人はいるだろうか。

 

そんな時ある方法を使ってカナダ時代のルームメイトから連絡がきた。LINEも既読が付かない、どうしてるんだ、心配してると。思いがけずメッセージを読んでしまった私は大泣きしてしまった。普通に友達と会うことができない自分。外に出れない自分。全部の自分が嫌になってパニックを起こした。夜中に大泣きしてしまったせいで親を起こしてしまった。鬱じゃないときの自分からしたら、たったそれだけでという感じだろうが、鬱期の自分はちょっとしたことで涙がとまらなくなってしまう。兼ねてから精神科への入院の話があったほど、ちょっと前までは鬱期だった。

 

しかし、昨日は違っていた。

前からずっと夢だった、世界一周について調べていた時の話である。

rtw.his-j.com

まさかHISに世界一周デスクがあるなんて思っていなかった。体験談を読むと、こう書いてある。

 

サポートのおかげで安心して旅行ができました!
20代 女性 20代 男性
夫婦で世界一周が夢で、貯金を続けていました。今回、転職がきっかけで時間を作ることができたので実現することができました。
出発まで時間がなく、世界一周航空券のルールも分かっていなかったので、旅行の行程を1日で決定できたので良かったです。長い時間相談に乗っていただき助かりました。
また、旅行中直接影響はなかったですが、ボリビアの入国審査の条件が変更になったと連絡いただきました。 旅行中は中々情報収集することが難しいので、そういった情報をいただけると安心して旅行することができます。


~世界一周旅行デスクをご利用された方の声 より~

 

これを読んで、心が躍った。お金も体力も気力も今はないはずなのに、「今年しかない!今行かなければいつ行くんだ!」という思いがムクムクムクと湧き上がってきた。

 

 

 

この時の私はまさに躁状態。母が仕事から帰ってくると、私は「今年世界一周に行きたいからお金を貸してくれ!!!それか、バイトを今すぐさせてくれ!!!」と言っていた。今考えるとありえない。毎日ベッドの上にいるし、外にも出れない。お金も、カナダ留学で使い果たしてしまったためない。バイトを今すぐしたからと言って、すぐに資金調達ができるわけではない。そんな非現実的なことを言う娘に、母は「ちょっと冷静になりなさい。カナダに行って体調を崩してしまった人が、今年も外国に行くのか。昨日入院の話をしていた人が、今年世界旅行なんてありえない。第一、親のお金で言って幸せになれるのか。」そう言われて、我に帰った。大好きなこの世界一周女子旅Bookにも、親にお金を借りて世界一周に行った人など一人もいなかった。たいていは、仕事をして頑張って貯めたお金で行く人ばかりだった。第一人のお金で旅をしても、喜びは半減する。躁状態の私はそれを理解する頭がなかった。本当に親に止められなければ、無許可でバイトの面接なんかに行ってまた調子を崩すところだった。躁状態で、考えもなしに動くと、たいていは良くない方向に行く。それを今までの経験からわかっていたはずなのに、また行動に移そうとしてしまった。双極性障害は鬱期のつらさばかりが語られるが、実は躁状態も本当に怖い。私のように止めてくれる人がいる場合はいいが、そうでもない場合は、「なんかおかしい」と思ったら、客観的に自分を見つめることが必要だと思う。私も家族に言われてハッと我に帰ることや、自分で気づくことが多いから。

 

世界一周は、働けるようになってお金を貯めてから行きます。人からもらう幸せもあるが、自分の力でつかみ取る幸せの方が何倍も幸せ。