どんでん返し的な未来
皆さんこんにちはハナです。いかがお過ごしでしょうか。
私は最近鬱で、夜に泣いてしまうことが多いです。ひとり涙を流しては、報われない思いに苛まれる日々。私の場合、鬱状態のときは希死念慮が止まらず、「死にたい、死にたい」と言って親を困らせてしまいます。そんな時に、そばに寄り添ってくれるのが音楽だったりします。元気だったころは色んなライブに行くライブキッズでした。音楽ってすごいですよね。つらい時は寄り添ってくれたり、癒してくれる。楽しい歌を聴くとより楽しくなる。今日は泣きたいときによく聞くRADWIMPSの隠れ名曲、週刊少年ジャンプを紹介します。(音楽大好きなので、このシリーズちょくちょくやっていこうかな)
週刊少年ジャンプ的な未来を夢見ていたよ
初めて聞いたのは父の車に乗っていた時のことでした。しょっぱなからこの変わったフレーズ。最初聞いたときはなになに、どういうこと?と興味がわいて止まりませんでした。バラード調のメロディーがあまりにもこの歌詞、タイトルとはアンバランスで。
机は窓際君のとなり
遅刻と罰掃除と居眠り
だってヒーローはそうじゃなくちゃって
この歌、週刊少年ジャンプに出てくるようなヒーローの歌なのか?と思いました。ともかく、冒頭を聞いただけでは何を言いたいのか正直分かりませんでした。
私が心を奪われたのは、一番のサビから二番のサビの流れ。
まずは一番のサビ。
週刊少年ジャンプ的な未来を夢見ていたよ
君のピンチも僕のチャンスと待ち構えていたよ
きっとどんでん返し的な未来が僕を待ってる
血まみれからの方がさ勝つ時にはかっこいいだろう
だから今はボロボロの心にくるまって 夢を見る
”どんでん返し的な未来”、こんなことを私は考えたことがありませんでした。きっと、今心は”血まみれ”状態。双極性障害を患ってから、まるでジェットコースターのような三年間に、心はボロボロでした。
昨日は未来が怖くなっていっぱい泣いてしまった。ジェットコースターのようなこの3年間を受け入れられなくて。病気になんかなりたくなかったって思ったけれど、私以外にも戦ってる人がいるもんね。
— ハナ (@yuru_hanavlog) June 21, 2018
いろんなことがあった大学生時代でした。今は療養のため休学しています。そのことも後々話していこうと思いますが。
療養期間中、「私の人生終わってる。未来なんか考えたくもない。」と思っていました。でも、この血まみれ状態から立ち直って人生を楽しめるようになったら。
それはそれでとってもかっこいいことだと思いました。病気を持っていても、キラキラしていなくても、私なりの生き方ができれば、普通に生きてきた人よりも何倍も素晴らしいことだと。
今は急がなくていい。ボロボロの心でも、ゆっくり休んで夢を見たっていいじゃないかと思いました。
縮んだ心に なんとか釣り合うように
丸めてた猫背ももうやめてよ
下を向いてもあの頃の僕はいないよ
この3年間病気を持っていることが恥ずかしくて、キラキラしていた中学校の頃の自分に戻りたくてずっと下を向いていました。でも、過去を振り向いても仕方がない。私は今を生きているし、未来に向かって生きている。死のうとしたって、事故や体の病気がない限り死ぬことはできない。(自殺は周りの人を悲しませるのでしません。)死ぬ確率は本当に低いと思っています。過去じゃなくて未来を見ていなくちゃと思ったのでした。
どこの何物でもない君も あの時の少年は最前列で君のことを
君だけを見てるよ
全員が私のことを理解してくれるとは思っていませんでしたが、それでも理解してもらえず、心無い言葉をかけられたときは、「誰も理解してくれない」とふさぎこんでしまったこともあります。でも、この間一番の親友が「元気になるまで待ってるからね」と連絡をくれたとき、この歌のように私を見守ってくれる人が必ずいると思ったのです。きっと、一人じゃない。
そして、心を奪われた二番のサビ。
週刊少年ジャンプ的な未来を夢見ていたよ
君のピンチも僕のチャンスと待ち構えていたよ
きっとどんでん返し的な未来が僕を待ってる
血まみれからの方がさ 勝つ時にはかっこいいだろ
だから今はボロボロの心を隠さないで 泣けばいい
父の車から降りて、もう一度ちゃんと聴こうと思ってベッドの上に横になって聴いていた私は、このフレーズで涙がぽろぽろと流れました。双極性障害でも、夢を見ていい。今生きづらいと感じて涙を流すことも許されるんだと思ったんです。週刊少年ジャンプの中のヒーローはかっこ悪く負ける時もあるけれど、最後には敵を倒してどんでん返し的な結末を迎える。夢を語っているかもしれないけれど、現実はそう甘くないけれど、そんな未来を願ってもいいんです。
今、心がボロボロで泣いてしまう現実もきっと変えられる時が来る。私はそう願っています。今は涙で報われない気持ちも流してしまえばいいんだと思います。きっといつか涙は枯れるから。私らしい生き方を見つけて輝ける時が来るまで、待ってみよう。